子供にプログラミングを教える方法

子供の為の最高のプログラミング教育を見つけていきます

プログラミング教育のよくある1つの誤解とその「誤解」

このサイトを作った目的は、わが子がコーディングできるようになること、が目的の1つなのですが、
何か伝えきれない感がありました。

つい先日、このサイトを見て、霧が晴れたような気分になった為ご紹介します。

「小学生がコーディング?」子どもへの効果と海外教育事情…小中学生プログラミング大会プレイベント 

この記事は数年前ですが、日本や海外の教育状況が報告され、日本での子供の学習の仕方で効果があった物や、日本よりかなり進んでいる海外や、失敗してそれを取り戻そうとしている海外のことがわかったりして、大変参考になるのですが、私が気になった内容が以下。

「(プログラミングが)必修化されるというと『小学生がコーディングするのですか』とよく質問されますが、音楽の時間があるからといって、みんながミュージシャンになるわけじゃないし、国語の授業を受けたからといってみんなが作家になるわけではありません。それと同じように、基礎教養としてのプログラミングを大事にしています。もうひとつ(大事にしていること)は、あくまでもプログラミングはツールである、ということ。それを使って何を作っていきたいか、何を表現していきたいか、何を学んでいきたいかを大事にしていくことをうたっています。」(石戸氏)
これからの義務教育を受けるとコーディングできるようになると考える方も多いと思いますが、コーディングできることは義務教育過程では求められていません。


たしかに基礎教養としてプログラミングを身に着け、実際は何を作るか・表現するかが大事と思います。

ただ、さらに誤解があるのは、教養だけの知識だと自分でアプリやサービスが作れません。
よって、他人に作ってもらう
ことになりますが、他人に依頼するにはお金を払う必要があります

今後、お金を払って自分の思うよなアプリやサービスを立ち上げられる人は
日本でどれくらいいるでしょう。

基礎教養だけでも、「このぐらいの内容であれば作れるだろうな」という勘のようなものを持つ方もたまにいると思いますが、大抵の人は「何かを作る・表現する」とき「どこまでできるのか、何をしたらできるのか」は実際にやっていないので、想像することができません。

音楽を学んでも、ミュージシャンにはならなくてもよいらしいですが、プログラミングを学ぶのであれば、プログラムを学ぶのであれば、プログラマーにはならなくても、プコーディングが出来なければ無駄になります。

よって、コーディングできることが求められてないプログラミング教育ですが、その目的のため(プログラミング教育で得た知識をもとになにかを作ったり表現したりする)には、お金を持つ人々以外は、自身がコーディングできるようになり、自分で作る必要があります。
 
クラウドソーシングで安く発注できるので、お金はさしてかからない、という意見もあるかと思いますが、成果物の品質を判断するためにもコーディングの知識が必要です。
 
「コーディングはできなくてよい」に安心せず、ぜひ来年からの義務教育ではコーディングできるところまでみんな頑張ってもらいたいと思います。
 
■最後に
以下の文が、暗に国や学校が期待する将来像を映し出していると思われました。
(太字はこちらで設定)
「世界各国では圧倒的にプログラミング教育が進んでいます。小さいうちから創造力や論理的な力をつけるのは良いことだと思います。親がいなくなってから生きていくためにもプログラミングは大切ですし、これからの時代に必要な基礎的な教養だと思います」とし、上松氏は講演を締めくくった。

これからの世の中を生き残るためにプログラミングを身に着けて欲しい、というのが本音ではないでしょうか。

基礎教養のプログラミングだけでは、自分では何も作れず、だれにも依頼できず、誰にも作って貰えません。

これからの世の中を生き残っていくために、「自分でプログラミングを行い」「自分で表現・発表」できるような人物になってもらいたいと私は思います。

そのために、このブログでは、基礎的なことから実践的なことまで紹介していきたいと思います。