タブレット v.s. 紙と鉛筆
成績を2倍にする、という文言が飛び込んできて思わず見てしまいました。
『生徒一人ひとりの学習状況をAIで分析し、個々の専用レッスンを提供するタブレット教材」 通常の学習方法に比べると、学習成果は2倍以上になる』
ということだった。ベネッセと一緒にブラジルで教育事業も立ち上げ精力的だ。
『AI・タブレットによる学習に、「こういう新しい勉強法がある」と素直に取り組んでくれるそうだが、障害になるのは「勉強は紙と鉛筆でするもの」という固定概念がある親の意識だという。」 』
親としては、いきなり全部タブレットになってしまうと不安になる気持ちはわかる。プログラミング教育は、紙よりもデジタル教材になるケースが多くなるだろう。
では、タブレット、デジタル教材は万能なのかというとそうでもない。
理解度の違いはないが、、、電子書籍より紙の本が優秀?数々の研究報告
『2003年にレスター大学で行われた調査では、大学生50人に経済学入門の教材をモニターまたは小冊子で読ませ、20分後に選択問題でテストを行いました。 』
『情報として目にするだけならディスプレイでも問題ないが、知識として獲得したいなら紙の本の方が向いていると結論付けられています。』
学習効果が2倍、というのは比較方法が詳しく公開されてのいので、統計的な結果かどうかが判断できなかった。
ただ、学習効果としては、デジタル教材と紙でそれぞれ良い部分がある。その利用比率がどこかで最大になるはずであり、最大限にそれぞれを利用すべきだ。
すでに副教材としてデジタル教材を採用している教育機関もあると思うが、最大の効率を狙っているところはまだ無いのではないかと思います。
今後はデジタル教材とアナログ教材の利用法、比率が研究され、よりよいカリキュラムになっていって欲しいと思います。 まだその研究結果がでていない現在では、自分達で最高の比率を模索していくしかないです。
子供にプログラミング教育を始められている方は、一度、なにを使って勉強してきたかを見直して欲しいです。
もし、デジタル教材ばかりであれば、本を購入したり、ワークショップへ参加し、アナログ体験を、本ばかり増えてしまっている方は、デジタル教材も試してみることをお勧めします。