小学生と封筒裏の計算
子供向けの教育を考える際、大人向けにかかれている良書が使えないのがもどかしいときがあります。
「セールスマンが新車を1年で1600キロ運転している」は本当かどうか。
速算で以下を計算します。
4週間/月
4*12=48週/年→50週/年
1週間に40時間働くことにする
40×50=2000時間/年
移動したのは1600キロ
1600÷2000=0.8キロ/時間
実際は車で移動せずセールスする時間もあるはずだから、時速はもう少し早くなるが、まあ信じようと思えば信じられるか、といった、概算を行う行為。
「フェルミ推定」のほうが有名かもしれません。
なぜ、今回これを紹介したかと言うと、こういった質問は、子供のうちからこのような速算する習慣を身につけさることが重要と思われたからです。
また、本書p83
この考え方は、エンジニアの学校では間違いなくスタンダードであり、ほとんどの実際のプログラマにほ日々の糧とも言うべきものなのに、コンピューティングの世界ではしばしば忘れ去られているものです。
と言っています。
しかし、現代でも充分有益な考え方ですが教えるのが難しい。
p86では
他の多くのことと同様に、速算のスキルは練習のみによって向上します
p95では、この本の読者の一人が教員で、その教員自身は父親に仕込まれたらしく、子供の頃から父親が行う「封筒裏の計算」を目の当たりにして、その正しさを実感していたようです。
日頃から封筒裏の計算を子供と行えるような教材を探しているのですが
なかなか見つからず。。。
小学生向けの良い教材を探し中です。
2019/7/19 追記
英語サイトですが、簡単な表現でフェルミ推定の問題がまとまっています。
1番目は子供たちに出すと楽しんでくれそう。
How many people could you fit into the classroom.
試しにやってみましょうか。。。
1クラスの広さは、、、我が子のクラスが大体30人ぐらいだったか。
先生が動く、教室の前側のほうのスペースまで均等に机を入れると40人くらいいけそうかも。
次に、、、1人の机スペースに何人詰め込めるか。
机の面積にのれる人数は、、、4人ぐらい行けそうか。前後左右のスペースにそれぞれ4人ぐらいいたとすると、、4+4×4=20人 20人×40机 = 800人 結構多い。
とおもったら、ここでは1120人という試算も!すごい。
日本語だと、以下でしょうか。
現役東大生が書いた 地頭を鍛えるフェルミ推定ノート――「6パターン・5ステップ」でどんな難問もスラスラ解ける!
プログラミングを合わせて勉強していきたいですね。