AIの活用方法
小学生の子供たちに、将来「AI」を使いこなして貰いたい。そのお手本になりそうなので調べてみました。
AIや機械学習といえば、Googleなどの大手IT企業が開発や活用を進めている印象がありますが、まさかの航空会社がAIとは。
しかし、資本力のある企業が、業務改善の一環として有力な手段の一つとしてAIを選択した、と考えると納得がいきました。
最近だとこれもAIを活用されていました。
絵の制作見積もり、という非常に人間的なものを機械学習で解決しようとする着眼点というか試みが素晴らしい。
今回のケースでは、人間では30パーセントの誤差だったのが、機械学習だと20パーセントの誤差で見積もれた、ということなので、一定の効果がでていますが、それまでの試行錯誤は苦難の道だったでしょう。しかしこれからも大変だと思います。
今までの業務をAI化、機械学習化使用とすると、今までにない困難も待ち受けているでしょう。「なんでこの見積もりになるんだ!」
というクレームに対して、「うちのAIが判定しましたから」で通じる客と通じない客が出てくるでしょう。
実はクレームをいってくるケースは、見積もるのが人でもAIでもありえます。
問題なのは、AIが出した答えを使ってどう説明するか、です。
「うちのAIがちゃんと考えて出しました」なんて答ても全然納得できませんよね。
子供たちにも分かるように伝えようとすると、、、
「絵を書くみんなに、自分の絵を書く時間や難しさを聞いてみました。今回書く絵の特徴から、似たような絵をもとに、どれくらいの時間で、どれくらい難しいかを調べるとXX時間かかりXX円です」
こんな感じで説明することになるでしょう。下手に「AI」を出してしまうと、計算方法の妥当性や、データ自身の信頼性や精度などの理解が必要で、普通の人では説明が難しくなってしまいます。
それよりも、どのようなデータを集めたかを理解し、今回判定したい対象が、集めたデータとどのような関係があるかを説明したほうが、よっぽど分かりやすい説明が出来るでしょう。
小学生のために、AIを使えるようになってもらうための教材・教育はなかなか見つからないのですが、このような例を紹介しながら、身近なところからAIに活用できることがないか探していきたいと思います。
ちなみに中高生のお子様がいらっしゃる親御様であれば、こちらをご検討されてみてはいかがでしょうか。