来年の小学生の為にCode.orgを見直す
以前の記事で、コンピュータサイエンスを我が子に教えたかったのですが
あまりない・・・
やはりここは本家Code.orgからチェックします。
Code.org - Teach Computer Science
もう、「コンピュータサイエンス入門」と書いてあります。
我が子が当てはまる、コース2を選択します。
全部で19のレッスンがあります。大きく分けて2種類で構成されています。
・アンプラグド(※)アクティビティ教材
・通常のPCでプログラミングする教材
※プラグ=コンセントを電源差し込まない→PCを使わない
アンプラグド教育については、ニュージーランドのカンタベリー大学のTIm Bell氏らによって提唱された教育方法で、情報科学を、PCを使わずに教えられ、本率的な理解を促すことができる、ということで広まっているのですが、アンプラグドだけではさすがにプログラミングはできないことも分かっており、Code.orgは、両者を交互に織り交ぜて、良いとこどりをしようとしています。さすが。
これらをみていて、気づいた点が3つありました。
1.1つの課題の難易度が絶妙
最初からやると、まあなんと簡単な事。
始めてこのサイトを見た我が子でもスイスイできます。
「こんなことで勉強になるのかな」と不安になるくらいです。
これが進んでいくと、図形と絡めたり、閉じ込められている人を助けるために
論理的に考えないといけなくなったりして、少しずつ難しくなります。
恐らく、なんどもテストユーザにテストさせて、生徒を挫折させないような調整、ゲームで言えばゲームバランスがよい仕上がりと思えました。
2.日本に無い項目がある
「デジタル・シティズンシップ」という言葉は聞かれたことがあるでしょうか。
wikiでは
「情報技術の利用に関する適切で責任ある行為規範」
とありますが、ようは「インターネットを使うときは、不用意に個人情報を出したり、いたずらしたりしないようにするには、何が悪いのか」を学びます。
日本では、セキュリティソフトのコンテンツフィルターや、SNSなどへの注意喚起である程度必要性は社会的にも認知されていると思いますが、来年の学校の授業ではそこまでやるかどうか。。。。
3.先生がいない場合でも大丈夫
4~11歳向けのコースを見ていたところ、気になる記載がありました。
「No time? No problem!」
どうやら、通常の授業で手一杯で、コンピュータサイエンスまで教えられない先生方への情報だったのですが、「自習式コース」というものがあり、それを生徒にやらせれば大丈夫。ということでした。
これも日本では導入されていないのではないでしょうか。。。
まとめ
コンピュータサイエンスを学ぶという点では、恐らく日本の教材ではカバーしきれていない部分もあるCode.orgをお子様にさせてあげるのがよさそうです。
ただ、全部を履修するのは結構時間がかかるので、各コースの実施にかかる時間をみながら、適切なコースを探す必要があります。
以下は小学2年生から5年生向けの教材についてで、20時間!
お時間があればぜひご覧になってください。
https://studio.code.org/s/course2