問いかけることの重要性
プログラミングを学ぶ場合でも、家庭の収入の違いで、勉強する環境がことなることが想定されますが、やはり裕福なほうが有利になります。
裕福な家庭は、子供は自分専用の自由に使えるパソコンが与えられ、プログラミング塾に通い、親もプログラミングがわかるので何かわからないことがあればすぐに教ええてもらえる、、、etc.
中間層の家庭は、パソコンは共用・もしくはなく、勉強するといっても学校の授業だけ(昨年から小学校でもプログラミング教育が必修化されましたが、せいぜい1学期で数時間ぐらいかと)、親もプログラミングはわからないので適切なアドバイスができない、、、etc.
そこはある程度仕方がないのですが、それはそれで悔しい。
また、そもそもお金の多寡だけがプログラミング学習に影響するのか。
ずっとモヤモヤしていました。
何気なく図書館で調べようとして、以下を借りてきました。
このなかの「問いかける力」という章のなかの「貧しい家庭の心の問題」という話が気になりました。
経済的に余裕のある中間層の子は、貧しい家庭の子に比べ、より多くの質問をすることが観察の結果分かったそうです。
では、親から子供に「よく質問しなさい!」といえばいいだけでしょうか。
いえ、観察を続けると、中間層の子は、親から多くの質問をされていたことがわかりました。
「質問する」というのは実は高度な技術であり、体系化して教えてもらえるわけではないので、周囲の人から実践を通して学んでいくものだとわかりました。
では、親は子供に多くの質問をすれば問題は解決するのでしょうか。
急いで結論を出す前に、経済的余裕がある中間層と貧しい層の違いをもう一度確認すると、2点明らかになりました。
1点目は子供に割く時間です。
中間層の親は、幼いころは読み聞かせをしてあげたり、宿題をみてやり、夕食には知的な興味を刺激する会話を心掛け、常に子供の考えや意見を聞く、といった、子供にかける時間が多く存在しました。
その点中間層ですと、親が日々の生活で手一杯で子供に割ける時間がどうしても短くなります。
2点目は「質問できない」という状態とは一体何か?です。
・自分が頭が良くないと思われるのがいや
・忙しすぎる
・文化的な側面(質問しないような雰囲気)
・質問能力の欠如
プログラミングを学んでほしいと思う親心は皆さんあると思いますが、なかなか進んでいないのではないかと思われます。
その対策は、親として、子供と一緒にプログラミングを見てあげたり、興味を持ってもらうような会話ができるとこらから、になるかもしれません。