子供にプログラミングを教える方法

子供の為の最高のプログラミング教育を見つけていきます

SDGsとプログラミング


だいぶ前に、我が子が以前持ってきた TGG Kids(Tokyo Global Gateway Kids)というフリーペーパーが気になって手元に置いています。

なぜ気になるかというと、この中に

SDGsとプログラミング」

という特集があったからです。

SDGs(Sustainable Development Goals)
持続可能でよりよい未来を作るための世界共通の目標

とプログラミングを合わせて紹介し、身の回りや社会で使われてるものがSDGsにも貢献しているよ、という内容です。

医療ロボットや自動運転、ドローンのような調査ロボットなどが挙げられていました。

ちょっとこれを見た時、違和感を感じました。

「それぞれの技術や開発者は、べつにSDGsに貢献するために作ったわけではないのでは。」

「面白い技術や、単に困っている状況を何とかしたくて開発して、たまたまそれがSDGsに貢献したケースでは」

そう思ってモヤモヤしていたのですが、以下の記事を見てすっきりしました。

signal.diamond.jp


やや旧聞になるのですが、

サイバーエージェントの関連会社が主催する小学生プログラミングコンテスト「Tech Kids Grand Prix」

グランプリに輝いたのが、

ベルマークやマタニティマークなど、SDGs(持続可能な開発目標)に関連するマークをカメラで読み取って集めるゲームアプリ

でした。
アプリも素晴らしいのですが、その開発動機です。

「学校でSDGsを学んだり、マークを集めるゲームをしたことがきっかけです。身近にあるマークがSDGsに関係があることを知り、組み合わせることでSDGsを考えるきっかけになればと思いました」

いままでの開発者は、「日常で気になった何か」と「プログラミング」 を掛け合わせてプログラムを作ってきましたが、今後は

SDGs

という観点が増えたことで、子どもたちはさらに今までになかったものを考え、世の中に発信していける、そんな素晴らしい世の中になる

と考えるとすっきりしました。

※私が子供のころは、SDGsのような考え方はなく
 せいぜいベルマークを集めるぐらい。
 ベルマークを集めるゲームなんて思いもつきません。。。

「この作品を通して、それぞれのマークに関わるSDGsを意識する人が増えれば良いなと思いました。10年後の2030年には、みんな笑顔の持続可能な社会になっていると良いですね」(川口さん)

ここまで言えればもう大人顔負けですね。

親としてサポートできるとすれば、学校で出た課題について話す機会を作り

・それってプログラム作ったらできるかな
・それってAIでできるかな

と問いかけをし、課題へ興味を持たせるところからですかね。

出版しました

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我が子にプログラミングを教えたい一心でずーっといろいろ考えて

教えたい内容がひととおりそろったので、

我が子が週末の塾のテスト対策でいそがしいところ(子どもは忙しい!)時間をとってもらい

内容をチェックしてくれました。

途中、興味のなさそうな顔をしていた部分は大段にカット(悲しい!)して

さらに内容を絞ったものができたので

せっかくなのでAmazonに生まれて初めて出版してみました。

短い内容で、まだ伝えきれてないこともあり、プログラミングをまだやったことのない小学生が

軽く見ることができるよう、0円で出してみました。

本の特徴としては以下となります。

・プログラミングコードを直接見てもらい、コードの世界観を体験できる
・算数の問題を出し、子どもは手を動かすことで飽きない構成
・手でやっていた計算をプログラミングで解く流れにして、プログラミングの便利さを知ってもらう
・工夫すればプログラミングを使わない計算方法だってあることを知ってもらう

本当はもっと書いた内容があるので、それはもう少し整理して我が子が興味を持ってもらえる構成にできたら

また出していきたいと思います。

もしよろしければご覧になってください。

※2021/6/5追記
これと同じ記事を連投してしまっていたようで、片方消しました。
お知らせしたかったのは事実なのですが、同じ記事を出して驚かせたと思います。
お恥ずかしい、、、

論理的思考力が鍛えられる本

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妻が「うちの子のためなるかも」、ということで買ってきた本がこちら。

5分で論理的思考力ドリル

 

論理的思考力・・・?

 

文部科学省が言っていた、学習指導要領に似たような言葉が、、、

https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2019/05/21/1416331_001.pdf

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文部科学省の資料

 

各教科等の特質に応じて、「プログラミングを体験しながら、コンピュータを意図した処理を行わせるために必要な論理的思考力を身に着けるための学習活動」を計画的に実施することを明記

 

相変わらず硬い文章ですね。。。

 

論理的思考力ってそもそもなんだろう。

 

この書籍ではこう答えています。

 

論理的思考力とは、簡単に言うと、問題を解決するために、筋道を立てて考える力のことです。(P6)

 

なるほど。

 

中を見てみると、絵は描いてありますが、あくまでも問題がメイン。

 

子どもが興味を持つような、楽しい絵柄に好感が持てました。

 

子どもたちが考えると思いますが、結構難しい。

 

で、わからない、となりますが、それはこの本の工夫が効いてます。

 

分からなければ、次のページのヒントをいったん見て、そこででもう一回頑張らせるようにしています。

 

結局のところ、正しい答えが出せるか、よりも、わからないと思ったものを、何とかして解こうとする、その心の持ち方が重要だと思うし、それを訓練できる本かと思いました。

 

答えも別冊になっているので、親御様が別に保管しておいて、子どもに問題だけやってもらえれば、強制的に子供は答えるしかならなくなります。

 

なかなかいいですね。

 

対象年齢も「10歳から120歳まで」と幅広い!ので大人も楽しめそうです。

 

子どもだけにやらせて大人は待っているだけ、というのも申し訳ない。

 

帯にも書かれている問題、ちょっとチャレンジしたいと思います。

 

7人でじゃんけんをしたら、伸びている指の合計が13本でした。グー・チョキ・パーは何人ずついる?

 

本当の答えは実際の書籍を参照していただくとして、ちょっと別な方法で考えてみます。

 

プログラミングでしらみつぶしです(笑)

「編集みたまま」でコードを出す方法がうまくいかず画面キャプチャになってしまいました。。。。

 

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javascript

 結果は、、、

 

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力尽くでも答えが出てしまうのがプログラミングの良い部分でもあり、悪い部分でもありますね、、、

 

我が子がこの問題を解くとき、プログラミングでどのように解くか楽しみです。

 

『こんな問題、プログラミング使わなくても解けるよ』

 

そう言ってもらいたい、、、

 

2019年に初版が出ているので、すでにお持ちの方も多いと思いますが、

もし小学校のお子様をもつ親御様で、まだこれをご覧いただいていない方は

本屋で見てみていただければと思います。

問いかけることの重要性

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プログラミングを学ぶ場合でも、家庭の収入の違いで、勉強する環境がことなることが想定されますが、やはり裕福なほうが有利になります。

 

裕福な家庭は、子供は自分専用の自由に使えるパソコンが与えられ、プログラミング塾に通い、親もプログラミングがわかるので何かわからないことがあればすぐに教ええてもらえる、、、etc.

 

中間層の家庭は、パソコンは共用・もしくはなく、勉強するといっても学校の授業だけ(昨年から小学校でもプログラミング教育が必修化されましたが、せいぜい1学期で数時間ぐらいかと)、親もプログラミングはわからないので適切なアドバイスができない、、、etc.

 

そこはある程度仕方がないのですが、それはそれで悔しい。

また、そもそもお金の多寡だけがプログラミング学習に影響するのか。

ずっとモヤモヤしていました。

 

何気なく図書館で調べようとして、以下を借りてきました。

 

子どもは40000回質問する  あなたの人生を創る「好奇心」の驚くべき力

子どもは40000回質問する あなたの人生を創る「好奇心」の驚くべき力

 

 

このなかの「問いかける力」という章のなかの「貧しい家庭の心の問題」という話が気になりました。

 

経済的に余裕のある中間層の子は、貧しい家庭の子に比べ、より多くの質問をすることが観察の結果分かったそうです。

 

では、親から子供に「よく質問しなさい!」といえばいいだけでしょうか。

 

いえ、観察を続けると、中間層の子は、親から多くの質問をされていたことがわかりました。

 

「質問する」というのは実は高度な技術であり、体系化して教えてもらえるわけではないので、周囲の人から実践を通して学んでいくものだとわかりました。

 

では、親は子供に多くの質問をすれば問題は解決するのでしょうか。

 

急いで結論を出す前に、経済的余裕がある中間層と貧しい層の違いをもう一度確認すると、2点明らかになりました。

 

1点目は子供に割く時間です。

中間層の親は、幼いころは読み聞かせをしてあげたり、宿題をみてやり、夕食には知的な興味を刺激する会話を心掛け、常に子供の考えや意見を聞く、といった、子供にかける時間が多く存在しました。

 

その点中間層ですと、親が日々の生活で手一杯で子供に割ける時間がどうしても短くなります。

 

2点目は「質問できない」という状態とは一体何か?です。

・自分が頭が良くないと思われるのがいや

・忙しすぎる

・文化的な側面(質問しないような雰囲気)

・質問能力の欠如

 

 

プログラミングを学んでほしいと思う親心は皆さんあると思いますが、なかなか進んでいないのではないかと思われます。

 

その対策は、親として、子供と一緒にプログラミングを見てあげたり、興味を持ってもらうような会話ができるとこらから、になるかもしれません。

 

 

子供だけでなく大人も学ぶアプローチもいいかも

我が子が興味を持ってプログラミングを学習できるような内容を考えています。

 

市販されている本は、どれも色々いいところがありますが、我が子の食いつきが足りなかったり、私から見て「これは小学生の子供には分からないだろう」という表現だったり。

 

そんななか、良いところだけ見つけた本を自分の中だけに留めておくのももったいないので整理のためにも書き留めます。

 

 

子供の食いつきの良さとしては、漫画が一番!

これは大人にも言えますね、、、。

最初パラパラと見たときの印象は「○○ゼミに付いている漫画ような、結局ハッピーエンドになる系のやつでしょ」だったので、あまり気に留めてなかったのですが、よくよく見てみると、子供だけでなく親も学んでいるんですね。

 

考えてみると、プログラミング教育は、今の親の世代は無かった新しい内容です。

プログラミング教育で、ずっと感じていた違和感の一つがこれで分かりました

「プログラミングは子供だけでなく親も学ぶ」

この本では、お父さんは社内情報共有サイト、お母さんはお弁当屋さんで、プログラミングで学んだテクニックを活かし、活躍します。

プログラミングスキルが必要なのは、子供たちだけではなく、大人もだよ」というメッセージが伝わってきます。

 ところどころプログラミングについて語ってくれる方が登場するのですが、プログラミングの世界では権威の方々ばかり。文章だけしかないので、ここは大人が読んで子供に簡単に説明してあげる、が良いかと思われました。

 

 「Scratch」と聞くと、コーディングを楽しんでほしい私としてはいつも微妙な気分になるのですが、これは目からうろこでした。

画像認識・音声認識などは、すでに身近な技術として私たちが利用可能になっているのですが、プログラミングでそれを利用しようとすると、どうしてもハードルが上がります。Webサイト上で画像認識の機能を利用できるところもあるのですが、出来合いのものをただ使っているだけで、プログラミングで利用する、という感覚が湧き起こらないです。

その点、この書籍では手を動かしながら様々な機械学習の機能を利用して、自分で作り上げていく感覚が感じられる構成になっていました。

正直、小学生が一人でこれをやってもすべてはわからないと思いますが、最初のころは優しいので、機械学習の力を使ったプログラムに少しでも触れるころができるのは、とてもよいアプローチと思いました。これも親子でやると楽しいと思います。とくにじゃんけんプログラムは子供にも身近でおすすめ。

 

 

 タイトルがすべてひらがなとカタカナ。

我が子向けにどうかなと思って何気なく手に取ってみたら!

やられました。。。

 

「数」と「数字」はどう違うのか

 

・・・深い!

こんな感じで、コンピュータができるまで、人間の歴史を妖精に伝えながら、コンピュータがどうやって作られるのか学べます。

 

プログラミングの話も出てきており、コンピュータがあっても、「その上で何かやるためには何が必要なのか」という視点から説明しており、コンピュータやプログラミングにこだわらず、広くコンピュータサイエンスの学習ができます

 

どれも我が子が表紙や軽く中身を見て興味が出たものだったので、塾や宿題の合間になんとか一緒に見たいと思います。。。最近の子供は忙しすぎ!

NTTドリームキッズオンライン公開終了

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小学校から以前紹介された、NTTドリームキッズオンライン

なんとなくメルアド登録をしたまま閲覧していなかったのですが、

先日メールが来ました。

 

NTTドリームキッズ オンラインは、1月17日(日)をもって公開を終了いたします。
公開終了までのあいだ、引き続きお楽しみください。

 

まずい!

一回も見ないで終わってしまう。

 

ということで本日急遽、朝ご飯中の我が子にやってもらいました。

塾で忙しい我が子なので、興味を持ったものだけ厳選して、、、

 

続きを読む

グレート・リセットと日本の小学生とプログラミング

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グレート・リセット

 

初耳でした。

 

世界経済フォーラムで6月3日に、チャールズ皇太子を筆頭に錚々たるメンバーからのメッセージが発表されたようです。

 

jp.weforum.org

 

 

パンデミックで命を落とした人たちのために、残された私たちにできる最も素晴らしいことは、より環境に優しく、よりスマートで公平な世界を作ることです」

—クリスタリナ・ゲオルギエバ国際通貨基金IMF)専務理事 

 

「私たちは二度と、医療、教育、そして、介護システムが資金不足になることを許してはなりません」

—シャラン・バロウ、国際労働組合連合(ITUC)書記長

 

パンデミックは、デジタル技術の採用を加速させました。ブロードバンドは21世紀の電気となりました」

—ブラッド・スミス、 マイクロソフト社長

 

「今、私たちの想像力が必要です。私たちは、日々可能性の弧を目の当たりにし、その意味は日々明らかになっています」

—バーナード・ルーニー、BP CEO

 

シニシズムは時代遅れの概念です。口先だけの批評家であることは、断じて受け入れられません。今こそ、議論の場に来て、変化を起こすべき時です」

—アジャイ・バンガ、マスターカードCEO

 

コロナで困っているだけでなく、逆にこれを良い機会にして世界をリセットしよう、という考えのようです。

 

日本でも、「リモートワークにしてみたら、会社でやっていた作業がいかに無駄なことがあったのかが分かった。」というビジネスパーソンの言葉も聞かれますが、これはもうちょっと大きな枠組みのお話のようです。

 

ここで、プログラミングに関する人間としては、やはり気になるのはマイクロソフトのメッセージです。

 

パンデミックは、デジタル技術の採用を加速させました。ブロードバンドは21世紀の電気となりました」

—ブラッド・スミス、 マイクロソフト社長

 

小学校の子供たちも、自粛中のITサービスについて、いろいろな経験をしたと思います。

 

我が家では、学校や塾で、「動画配信されたものを見る」、または「双方向テレビ会議」という方式をとっていました。

 

雨の時には「学校や塾に行かなくてよかった」と言っていた我が子ですが、

 

「音声が聞き取りずらい」(先生側か機器の設定か、環境か、編集力なのか、音源が弱いものがありました)

 

「しゃべりずらい」(先生との会話がオンライン上だとやりずらいようです)

 

ということで、あまりオンライン授業は乗り気ではありませんでした。

 

この感想は我が子だけではないと思います。

 

大人であれば、多少の使いずらさは我慢してしまうとことですが、

 

小中高校生であれば、これを「問題」としてとらえ、

あと数年後には、小中高校生から、これを解決するようなサービスがリリースされる気がします。

 

デジタル技術サービスがどんどん改善されていくのです。

 

このような環境の中、親としてはどのようにふるまえばよいのか。

 

やはり子供への問いかけからでしょう。

 

「なんでそれを問題だとおもったの?」

 

「どうすればよくなると思う?」

 

恐らく、子供ながらの、親は考えつかないアイデアが出てきます。

 

親としては、どんなに間違った案にも一蹴にせず

 

「よく考えついたね。それってどういうこと?」

 

「何をすれば解決するのかな」

 

どんどん質問をかけていきたいところです。

 

子どどもは(大人でも)理由を説明することは難しいもの、

 

論理だてて説明する力をつけさせるためにも、こどもから自発的に

 

問題の改善提案をしてもらうようにしたほうが良いと思います。

 

(ちなみに我が子はうまく説明できない模様、もう少し見守りたいと思います)

 

これは「プログラミング的思考」のトレーニングです。

 

世の中の問題、使いずらいもの、だれもやっていないこと、に対して

 

不思議に思い、それを解決するために活動する。

 

作ろうとしているサービスが本当に便利に思ってもらえるかヒアリングする。

 

ここまでいけば、アメリカのスタートアップ企業と変わりません。

 

こともたちには、実際のプログラミングの練習をしてもらうのもうれしいのですが、

 

このような「プログラミング外のこと」も考えてほしい!

 

いろんなことを考えさせてくれる記事でした。