魔法陣と子供のヤル気
こどもの自宅学習の中で、奥様がうちの子に与えたワークブックの中に
魔法陣の問題があり、いろいろ考えさせられることがあったので
まとめてみます。
やっていたのはこのワークブック
https://www.amazon.com/Scholastic-100-Math-Activities-Grade/dp/0439566819
この中の問題で、3×3の魔法陣を例にとり、
そのほかの形でも、縦横斜めの合計を合わせていく、という問題のページに取り組んでいました。。
子供が最初に解こうとしていたのは、正三角形上に配置した、以下の問題です。
6
〇 〇
〇 〇 〇
〇に1~5までの数字をそれぞれ入れます。
この場合は3辺の数字3つが「全部足したら11になる」というヒントが与えられていました。
まずはノーヒントで子供がチャレンジ。
適当に数字を埋めているようですが、うまくいきません。
10分ぐらいしてからでしょうか。
「もうダメだ!」
と我が子。うまくいかないようです。
ここでまず以下のアドバイスをしました。
私「「5」はどこにはいるかな?」
例えば、このように5を置いたら、、、
6
5 〇
〇 〇 〇
6+5+〇 の辺が、〇を使わないのに11になってしまいます。
3辺がそれぞれ11にならないといけないのに、〇に最小の1を入れても12になってしまいます。
ということでこれはあり得ない。
そんな感じで5の場所を考えるようにいうと、、、
「これだ!」と我が子。
6
〇 〇
〇 5 〇
そうですね。こうすれば、先ほどの問題は出ません。
我が子「あとは、、、1から4を適当にいれていけば、、、」
ちょっとまった!
私「例えば、1を入れるとき、次の2つは同じことだから、1つ考えればよいよ」
6
1 〇
〇 5 〇
6
〇 1
〇 5 〇
私「くるっと鏡みたいに反対にすると、同じ形になるからね」
我が子「・・・なるほどー!」
あとは、、、次の問題もやる気が持続し、最後には逆に解き方を教えてくれるまでに。
子供の教育をする際、わからない壁にぶつかったとき、どのようなアプローチをするかで、その後の活動が全然ちがいます。
本だけ与えやらせてたら間違いなく「面白くない問題」で止まっていたことでしょう。
子供が「自分でやる」ように促せたとき、これほどうれしいことはありません。
できればずっと子供についてあげたいところですね。
でもそれは無理なので、何とか書籍化でもして、それを我が子にやってもらいたい、と考えています。
書籍化した時の問題は、子供が壁にぶつかる「壁」が事前にすべて想定できず、完全なケアが難しいこと。
最近は、そんな問題をうまく解決してくれているような書籍がないか調べています。
本の見方が変わりましたね ^^;
何か面白い教え方があればご報告したいと思います。