2021年11月号 ジュニアエラのプログラミング記事をきっかけに思ったこと
最近我が子が塾の勉強に忙しく、なかなかプログラミングの話ができない今日この頃、我が子が愛読するジュニアエラ11月号を購入しました。
思いの外、良かったのでご紹介します。
「プログラミングのチカラ」という特集が組まれています。
「プログラミングが世の中の色々な所で使われている」系の話から始まり、『まあ、良くある記事かな』と流し読みしていましたが、今回のナビゲーターは清水亮先生!
これは期待できる!
清水亮氏はこの記事でも、AIが作った芸術的な?画像を披露し、自身でもAIを開発・利用されていて、自分で作ったAIをつかい、最新の研究論文を収集してまとめたものをチェックして自分自身の調査、開発に利用するという、なんというAIを駆使した仕事っぷり!未来の仕事の進め方を垣間見た気がしました。
ネット上のいろいろ清水氏の記事を見ていき、個人的に面白いなと思った動画がこちら
AIにプログラミングコンテストのトップ画像のデザインをさせる、というシチュエーションですが、AIに注文する清水氏の依頼方法が、まあ雑!
「いい感じにして」
「もっと緊張感のあるやつ」
「クールに」
これくらいの依頼なら、現実世界でもありますね。
「クールに!」と清水氏がいったときの、AIの対応が、なんとも面白い。
まるで漫才のようだ、と笑ってしまいました。
でも、ちょっと待てよ。
せっかくAIが人間のいろいろな仕事をサポートしてくれるようになっても、依頼の仕方があいまいだったり、完成までAIにいろいろ修正させても途中で修正をあきらめると、できるアウトプットの質も人それぞれになるな、と思いました。
これから確実にAIが我々人間の生活に「サポート」として入ってくる世の中です。
子供達には、プログラミングももちろん勉強してほしいですが、
AIを使っていかに良いアウトプットを出すか
という、今の大人たちが答えられない課題についても、立ち向かっていかないといけないのではないでしょうか。
良いアウトプットを出すには、完成形が見えていないといけません。
また、その完成形に近づくために、どのようなアプローチをAIに取らせるか、戦略も問われるかもしれません。
私が子供のころは、おそらくボトムアップ型の、1つずつ手順を踏んで、やっと解決・完成させるような学習が多かったような気がします。
完成させたものから、「どうやって完成形を作るのか」という逆プロセスの考え方が必要になってくるかも。
私たちの今までの学習内容を改めないといけないのでは、そんな考えまで思い浮かべてみました。
面白い気付きを得られたという意味でも、今月のジュニアエラはよかったです。
プログラミング以外にも、とても子供だけに見せるのにはもったいない内容ばかりなので、親子で一緒に見ていただくのがよいのではないかと思われました。